MAPテストって何?
MAPテスト(Measurement of Academic Progress)は、生徒の学力の進捗を評価するための総合テストです。アメリカの学校やインターナショナルスクールで年に数回実施され、各生徒の学習の進捗を測定します。学校の成績に直接反映されるわけではありませんが、インターナショナルスクール受験にMAPテストを採用しているところもあり、総合的な学力を測定するのに有益なテストです。こうした総合テストに対応する力をつけていくことは、将来的にSAT(大学受験用標準テスト)などのテスト対策につながっていきますので、MAPテストで高得点を取れる学力をつけていきたいものです。
MAPテストはコンピューターで行われるアダプティブ性のテストですので、各生徒の解答の正否によって問題の難易度が変わります。正解すると徐々に難易度が上がっていき、逆に不正解の場合は徐々に難易度が下がっていきます。これにより、生徒個別の実力に見合った評価を行う事が可能になります。テスト後にお子様が「最後の方は難しくて良く分からなかった」と言っても不安に思われる必要はありません。このアダプティブ性の特徴により難易度が上がったというわけです。
Reading (読解), Language Usage (言語使用), Mathematics (数学)
テスト受験後、各生徒の学習の達成度、学年での位置づけ、今後の予測等多岐にわたるレポートが出ます。
Sample
どのようにテスト対策をすればよいのか?
学校で行われる単元テストと違いテスト範囲が限定されていない総合テストですので、一朝一夕に対策をすることはできません。常日頃から総合問題に取り組むのが一番の対策です。読解問題に取り組み分からない単語を学習したり、算数の苦手分野を把握・克服したり、得意分野は先取り学習を進めたりしましょう。State assessment, Archive,などとグーグルで検索すると過去の州テストを見つける事ができます。こうしたテストは各学年の総合問題ですので、これらの過去問を解くことが効果的な対策となります。
とはいえ、「分からない問題」を生徒さん一人で理解したり親御さんがヘルプするのも大変だと思いますので、ぜひスタディバディの先生を活用してください。スタディバディでは、こうした総合テスト対策やMAPテストに特化した対策も行っていますので、お気軽にお問合せください。
インターナショナルスクールに通っている生徒さんの親御さんから「学年が上がるにつれてMAPテストの成績が落ちてきて困っている・・・」というご相談をいただくことは珍しくありません。Mathでは、低学年の時に理解が不十分だった分野をそのまま引きずって高学年になるとさらに分からなくなるという連鎖が容易にあり得ます。また、英語も高学年になるとボキャブラリーがぐんと難しくなってくる時期です。苦手だなと思った分野は早め早めに対策しておくことが得策です。
将来の大学受験に備えるために
前述の通り、MAPテストの結果が学校の成績に反映されることは原則ありません。しかし、こうした総合力を測るテストは、大学受験の際に受けるSATやACTといったテストの土台となります。単元ごとの学校のテストでは、おおよそどのようなストラテジーで解けばよいのか目途が立ちます。割り算の単元テストであれば文章題が出たとしてもきっと割り算で解けるだろう、因数分解の単元なら因数分解をするんだろう、と言う具合に。しかし総合テストとなるとそうはいきません。だからこそ、ある程度長期的なスパンで対策をしておく必要があり、またこうした継続的な対策がSATやACTといった試験対策にもつながってくるのです。早めの対策で強固な学力基盤を築いておきまましょう。